11 教育

2009年10月16日 (金)

どうしても納得できない教科書採択

8月に、横浜市の8区の中学校歴史教科書に「自由社」版が採択されました。(全国で初めてです) 扶桑社版とほぼ同じ内容の教科書は、戦争を美化するかのような記述もあり、歴史の悲惨な事実を直視していません。

問題なのは、横浜市教育委員会での採択の方法。区の特徴や、ふさわしい教科書を選んだ区ごとの審議会答申を無視し、特に金沢区、緑区などは、答申で自由社教科書を評価していないに関わらず、なぜか自由社に決まってしまいました。

また、歴史教科書のみ初めて無記名投票にするという決め方は、全く理解しがたい。議会でも、ネット横浜、民主党、共産党がこの採択方法について、異論を唱え厳しく追及しましたが、全く埒が明かず…。

そして、この自由社の教科書採択と同じ流れの中で、横浜市18区を一つの採択地区にするという意向が県に出されました。これは採択地区の小規模化を進める国の流れに完全に逆行するものです。

県の常識ある決断に期待をしましたが、15日この意向は通ってしまいました。横浜市の子供達はこれから歪んだ歴史を学ぶことになるかもしれません。戦争の歴史事実を真摯に受け止め反省することで、これからの日本のあり方が見えてくるのです。

娘は、来週の修学旅行で沖縄に行き、ひめゆり平和祈念資料館や南部ガマをまわり、平和学習をします。 しおりには、沖縄戦について、「住民を保護するはずの日本軍が、集団自決や住民殺害などで惨劇に追い込み、多くの犠牲をはらった」としっかりと説明しています。

沖縄県民の、戦争の残忍さと生命尊重をという教訓を後世に伝えたいという思いが、娘たち高校生に伝わってほしいと思います。

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2009年5月20日 (水)

開港150周年祭の空回り…

横浜の開港150周年祭が始まって一ヶ月。この連休での盛り上がりはいま一つだったような…。

今年度は、子育てや福祉の予算が削られているのに、このお祭りに174億もの税金を費やすことは疑問! と言ってきたけれど、実際どんな内容なのか見なければ、と会派の議員たちと4月末に内覧会に出かけました。

イベントの目玉ともいえる 「BATON」 というアニメ。内覧会では大人ばかりでしたが、きっと皆  が浮かんだはず。有名な脚本家や監督、それに有名な俳優を声優として使い、きっと面白いはずと期待したにも関わらず、その半分は戦いの場面。見終わった感想はほとんどが 「これは小さい子供には見せられない!」 でした。これはSFファンタジーとは言えない!

きっと学校やPTAからクレームがつくだろうと言っていたら、やはり疑問の声が上がり、学校での見学コースの変更、鑑賞取りやめが次々と出ているとか。学校には半強制的に見学をさせたにも関わらず、教育長はこのアニメを見ていない!まったくお粗末な話です。

開港150年を祝うのであれば、一港町から今に至った歴史や風景の変遷がわかる絵や写真の展示、今活動している市民団体の紹介、先駆的な取り組み、伝統的なお祭りや名所旧跡の紹介などを行えば、興味が持てるし、市民も共感が持てるのでは。

帰りの地下鉄の中で、内覧会に行ったであろう人が 「いったいあれは何!?ひどすぎる!」と怒っていました。2,400円を払っての見学はとても積極的には勧められない…。

高校で行かされた娘も、「確かに暴力シーンが多いね。それにあのアニメは3回見なければ完結しないんでしょ。それはありえないなー」 との感想でした。

財政調整基金を取り崩してまで大金かけて取り組んだ開港祭。豚インフルエンザ騒ぎもあり経済効果も下降気味。ましてやリピーターは無理でしょう。かたや2600万円の産後支援ヘルパー制度はあっさりと切り捨てられ…。

税金の配分の仕方を改めて考えさせられた一日でした。

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2008年12月27日 (土)

携帯電話の学校持ち込み禁止

「小中学校への携帯持ち込みは禁止」 というルールを横浜市が決めています。

もちろんこれまでも、学校では携帯原則禁止としているところが多いでしょう。でも、そのルールがなかなか守られない…これまで学校に任されていたものが横浜市として禁止すべきというものです。

携帯を持っている子供は、小学生でも35%以上、中学校では70%近い。遠くの学校に通う場合は必要かもしれないし、場合によっては持たせたい親もいるかも。

ルールは横浜市一律で決めるのではなく、学校の自主性や地域性に任せるべきだと思います、でも、携帯に関しては公立小中学校に通っている限り、当然学校に持ち込むことは禁止すべきでしょう。

以前、娘の学校の部活で携帯を持ち込んだ生徒が、顧問の先生にえらく怒られたことがありました。吹奏楽部だったこともあり、大会の日に持ってくるとは!という怒りだったのは当然で、部活解散騒ぎにまでなりました。

そこまで怒らなくてもと思った生徒も親もいたかもしれませんが、私はそこまで怒る先生は頼もしいと感じました。

学校に持ってきてはいけないというルールは守るべき、事情があるなら先生に申し出て、預かってもらえばいい。先生の眼を盗んで、机の下でこそこそメールをしたいたり、平気で鳴らしてしまったり…その生徒に対してきっぱりと怒れない先生も問題です。

中学生の一日のメール回数の平均 … 中学生 男18.3回 女23.6回

                          高校生 男17.0回 女22.7回

一日携帯に追われているようですね…友達や行動範囲が広がる高校生の方が減っているのも興味深い。

中学生は子供から気持も体も大きく変化する時期。家でも学校でも携帯のルールを決め、禁止するばかりではなく、出会いサイトや架空請求についての安全教育、誹謗中傷をしないようなモラル教育を行うことも必要でしょう。

便利なものには必ず光と影ある。大人が毅然とした態度を示さないと子供も見ているんです。子供ばかりを責められない。携帯は大人が社会が生み出した器具なんですから。

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2008年7月 1日 (火)

食は命の源!

学校給食は、調理の民営化によってどう変わったか?そして、食物アレルギーの対応は?食育はやっているのか?…ということを探りに、戸塚区の東戸塚小学校に視察に行ってきました。080624_13590002

東戸塚小は戸塚駅から5分のところに位置していますが、校門を入ると並木があり、せせらぎが流れ、ちょっとした里山気分。街中にもこんな広々した学校があるんですね。

給食の民営化で、低学年は食器や食材を教室前まで運んでくれるようになりました。ちょうど給食のワゴンを、子供たちに渡すところに出くわしましたが、クラスの給食当番さんが運んでくれた人に大きな声で 「ありがとうございます!」 という場面にも遭遇し、民営化になっても、調理員さんと子供たちとの結びつきを考えていることがうかがえました。

一年生は、特に給食の時間が大変。以前は、学校に慣れた4月末から給食が始まっていましたが、今は入学してすぐに給食が始まるので、先生も生徒も大わらわ!それが、教室前まで運んでくれることによって、食べる時間も増え余裕もできて、これも民営化のメリットですね。

食物アレルギーの子供は20人ほどいるとか。栄養士さんと調理員さがそれぞれの子供に応じた給食をつくっていました。この学校は、「アレルギーの手引き」も職員の研修に利用し、保護者との連絡も密にできている様子でした。栄養士さんの人柄もよいせいか、保護者と学校の信頼関係もバッチリhappy01のようです。

080624_13380001 地元の農家の方の指導で作られた「田んぼ」も見せてもらいました。広い学校の中に、花壇を改造して作った水田に子供たちがどろんこになりながら田植えをしたとかriceball

地域とのかかわりもあり、食のありがたさもわかります。多くの学校が、バケツに稲を植えることをやっていると思いますが、枯れてしまったり、収穫もイマイチだったりします。恵まれた学校が羨ましく思いました。

食はエネルギーのもとであり、命の源!この田んぼを使って食育もできます。また収穫の頃に行ってみたい!

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2008年3月18日 (火)

公立の学校ガンバレ!

今日は小学校の卒業式。天気が良くてよかったですね。

今年、横浜市内の市立小学校を卒業する児童のうち、私立中学校への進学予定者が過去最高の19%にのぼったとか。特に青葉区では3割を超え、都築区や港北区が東京に近いからか、多いようですね。

私は自分も小中高公立なので、公立派。子どもも公立に進みました。

杉並区和田中学校の夜スペが話題でしたが、藤原校長は、「公立は成績上位の子をさらに伸ばす努力を怠ってきたのでは」 と言っています。確かに成績の良い子にとって魅力的な授業がされていないかもしれない。

でも、和田先生の言っているように 「公立で学ぶよさは、地域社会と共存できること、多様な考えの人間が一緒に学べること」    私もそう思います。

学力を伸ばすことも必要でしょう。でも、人とのコミュニケーション能力が欠如していれば、社会では生きていけません。世間には色々な考え方や価値観や環境があることを、公立の学校へ行くことで触れることができます。

先日の娘の中学の卒業式には、地域の人が大勢参加していました。子どもは色々反発しながらも、それなりに学ぶことがあっただろうし、気の合う友達にも会えた。親としても中学を通じて地域の人と知り合って、絆を深めています(主に夜?)

人にとって何が必要か…を考えれば、公立の学校も決して見捨てたものではありません!

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2008年2月 2日 (土)

高校入試と絶対評価

娘の高校入試が近づいてきました。本人はちょっとストレスたまり気味。私もちょっとそわそわしています。

塾からは、高校別の入試結果データという分厚い本が配られ、その中には個々に(もちろん匿名ですが)内申点、入試得点、どこの高校を受験したか、その結果…などシビアなデータが載っています。(このデータって学校が公開してるってこと?)

内申は5年前に絶対評価になりました。技術がない子も頑張れば評価をしてくれるという利点はもちろんありますが、内申の1点、2点が、高校の合否に大きく関わってるという現実はどうも納得できない。

先日意見交換した高校生も言っていました。先生と仲良くすればいい点はもらえると。反抗期の中学生が先生をうさんくさいと思うのは当たり前(私もそうでした)。実力はあっても反抗的だと評価ががくんと落ちる。

そのために受験する高校のレベルが下げられてしまう。高校生になれば変わるかもしれないのに!

内申はあくまでも合計点で評価されるから、美術が5でも数学が5でも同じ。大体持って生まれた能力が左右する美術や音楽や体育の評価っていったい何だろう…。

いろいろ受験の理不尽さを感じながらも、親としては1点に一喜一憂しているのが現状。

ともかく万全の状態で試験を受けて、希望通りの高校に合格するのを祈るのみ!!

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2007年11月 4日 (日)

学力っていったいなんだろう?

新しい学習指導要領が発表されました。中学理科と外国語は33%増。国語も増えたものの、中学では国語より外国語が多くなっています。これでいいのでしょうか?

英語教育も、小学校で楽しい英語に触れても、中学、高校では受験用の学習をやらざるを得ない。それでは、生徒がわくわくするような授業ってできないですよね。

それに英語よりやっぱり国語を重視すべきと考えている人も多いはずです。

週5日制は維持するので、結局減るのは総合学習。総合学習を有効に利用して、「生きる力」を養って欲しいと願っていただけに、この改定は残念です。

横浜市の教育ビジョンでは、総合学習を 「横浜の時間」 と名づけ、市民力・創造力を養う時間とする構想だったけれど、こんなに減らされて、果たしてうまく進めるのでしょうか?

娘が受験生で、トイレの壁に、歴史の年表が貼られました。何年に何が起きたかを、一生懸命覚えているけれど、それってあまり役に立たない!歴史ってその背景とか、そこに至った経過とかが分かると面白いのに…と思いつつ、今の受験の枠にはめられているかぎり、しょうがない…。

授業数が増加すれば学力は伸びるのか?読解力に優れているフィンランドは、日本より授業は少ない。子どものやる気を引き出す授業にしなければ、子どもたちがアップアップするばかりでしょう。

学力っていったいなんでしょう。知識だけではなく、自ら考え、創造し、行動できる力を身につけられるような教育について、もっと議論しなければなりません。

「今日は学校でこんなことやったんだよ!」と、子どもが目を輝かせて親に話せるような授業をうけさせたいですね。

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2007年7月13日 (金)

子どもの心は社会の鏡

夜中にふとテレビを見たら、夜回り先生こと水谷先生が、子どものいじめについて話していました。30人の子どもと30人の親が質問に答えていました。

・いじめられたことがある子…20人  ・知らん振りも含めいじめたことがある子…20人

これが現状。昨日までいじめていた子が、今日はいじめられる側になることはありうる。今教育再生会議では、いじめる子に対して、出席停止など厳罰化を進めているが、白黒つけて片方だけ守るというやり方は、決して問題解決にはならない。(全く同感!)

いじめは子ども対子どもの問題だけではない。いじめる側の背景には、必ず周りの大人、社会が絡んでいる。大人の社会の鏡である。(そう、そこに触れていかなければいじめの本質はわからない)

昔もいじめはあった。今と違うのは何か。それは子どもが違うということ。心が弱くなっているということ。昔は外遊びのなかで、人と人とぶつかり合いながら心の強さを作っていった。今はどうだろう。携帯、ゲーム、パソコン、これは大人が作った社会であるけれど、人とのかかわりが薄れて心の弱さにつながっている。(そうです。今の子どもをつくったのは、今の社会をつくったのは大人です)

070713_161601 最後に、じゃあ今できることは何か、という話がありました。

親ができること…子どもの状況を受け入れる。たとえいじめや不登校になったとしても、明るい家庭にすること。

子どもができること…いじめの現状を一人で背負わないで、必ず回りに話す、叫ぶこと。日のあたる場所に出して皆で解決すること。必ず誰かが助けてくれる。

いじめの問題は本当に深刻です。水谷先生のところにもたくさんのメールや電話が来るそうです。でも救いきれなかった子もいる。その贖罪を背負って水谷先生は夜回りを続けているそうです。

子ども一人ひとりに真剣に向き合える大人が、いじめ対策には必要です。

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2007年6月18日 (月)

外国人のこどもへの学習支援

横浜市は2009年に開港150周年を迎えますが、外国人は毎年増え続けています。近所にもいろいろな国の人が増えてきたと感じている市民も多いことでしょう。

これまで私は、一般質問、局別審査などで、多文化共生について質問し、特に外国人の子どもに対する学習支援、日本語教育、不登校の児童の把握などを要望してきました。

日本語を話すことのができない外国人の子どもは、まず日本語教室などに通って、日常会話を覚えます。しかし、この日本語教室は市内に四箇所しかなく、指導者もここ10年25人のままです。

子どもたちは日常会話はすぐに覚えます。しかし、授業での日本語はなかなか理解できず、授業についていけない、クラスに居場所がない、そして不登校や不就学につながるケースも多いと聞いています。

そんな子どもたちのために、2002年に国際交流協会の委託事業で行われた「母語による学習支援サポーター」がとても有効であるということで、さらに充実していくよう提案していましたが、人材確保や人件費の問題でなかなか進まないのが現状でした。

それが先日、新聞で横浜市が「外国人の子どもに対する学習支援サポーターを募集している」という記事を見つけました。外国人が多い中区、鶴見区、南区などが中心で、今のところ中国語、ポルトガル語の募集です。

教室で居場所がなくてしゅんとしていた子どもが、サポーターの人と母語で話をしていたら、回りの子に「他の言葉が話せるなんてすごい」と尊敬されたり、勉強がわかるようになって学校が楽しくなったという話も聞いています。

まだまだ増えていく外国人の子どもたちが、横浜に来ても希望をもって、自分らしく生きられるようサポートしていきたいものです。

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2007年5月17日 (木)

また一歩階段をあがってしまった…国民投票法案可決

国民投票法案が可決をされました。この法案は憲法を改正したいという安倍首相の野望を実現するための大きな一歩であり、国民への説明もないまま、同意も得られないまま、あれよあれよと決まったことは本当に残念です。

安倍首相は参議院選挙の争点は「憲法改正」と言っていますが、国民は、先日発表された調査でもわかるように、憲法改正よりも、もっと生活にかかわる格差是正、教育、年金、医療などの改善を望んでいます。

憲法は権力を牽制するために存在すると聞いたときは驚きました。その時代の権力者の野望(戦争をするために憲法を改正したいという)を牽制するためにあるとしたら、安倍首相が国民の思いを無視して、憲法改正と声高に叫ぶことの可笑しさに、私たちも気付かなければいけないでしょう。

国民投票法案も、18歳からの投票とあります。教育の現場で、現代史を適当に流され、戦争や憲法の意義を教えられていない子どもたちが、いざ憲法改正を問われたときに、なにを根拠に判断したらいいのでしょう。

判断力や思考力が身につかない今の受験中心の教育の中で、急に大人扱いにすることに無理がある。大人扱いするのであれば、自分の考えの下に判断できる教育や、経験をさせて、一票の重みを考えて投票できるような、そんな教育が必要ではないでしょうか。

安倍首相は、アメリカの若者が血を流しているのに、今の日本憲法のもとでは、日本の若者が血を流さないのはおかしい、と言う発言をしたそうです。

国家というまるで形のない、権力者が動かしている虚像のために血を流さなければならない。この不条理さに多くの人が声をあげなければ!

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