02 子どもと福祉

2010年5月12日 (水)

その人らしく暮らすということ ~障がい者施設見学~

先日、港北区にある身体障がい者支援施設 「横浜らいず」と、知的障がい者支援施設  「花みずき」を見学しました。仲町台の駅から丘を上った見晴らしの良い静かなところにこの施設はありました。100506_13470002_2

「花みずき」は、平均年齢35.6歳、50名の入所者、短期入所も10名、そして日中活動として入居者を含む60名の方が、園芸や缶つぶし、機織りなどの作業を行っています。

かなり重度の方も多いのですが、ノーマライゼーションの理念のもとに、自由と人権とプライバシーに考慮した施設のつくりで、建物もコテージのようにおしゃれ!10名程度でユニットに分かれ浴室やキッチンは共有ですが、それぞれ個室を持っています。100506_13500001

「横浜らいず」は、平均年齢58歳、車いすの方も多く、障がいの重度化・高令化が進んでいるようです。

どちらの施設も、ジャージなどの作業着ではなく、普通のおしゃれな格好で若い職員がは つらつと働いており、また、施設も風が通りとても明るいので、さわやかさを感じました。とはいえ、重度障がい者の介護は、身体的にも精神的にもかなり厳しい!

                                                                        (↑ユニット内の食堂、奥に個室)

「障がい者は地域に返す」という施策が進められていますが、重度の障がい者本人が皆出ていきたいわけではない、施設で生活していても、その地域で生活していることであり、そう簡単に地域に帰れるものではないという話が印象的でした。

確かに、この施設は、入居施設はあくまで生活の場であり、施錠や日課などはなく、自分らしくやりたいことをやる、そして日中活動をするために施設から通うという、生活にメリハリをつけ、その人らしく生きることに重きを置いています。

障がいをもっても、普通に暮らしていくための施設の必要性を改めて認識した見学でした。

100506_14360001_4 (←横浜らいず内のトイレ、重度の方が寝たまま用を済ませるの100506_15460001_3 で、このような作りになっています)

(→花みずきの機織り作業で作られたか可愛らしい袋 類)                         

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2010年2月27日 (土)

子育て支援、まずはハードから!?

来年度の予算審議が始まりました。林市長は「子育て支援」を全面的に掲げていますが、財政難の中ではなかなか難しい…。100222_12160001

まずはできるところから…の表れなのか、市役所の一階に「授乳室」が設置されました。 関内駅入口からけやき広場に抜ける通路の奥にできたのですが、柱に看板はあるののの、白い壁に仕切られ一見倉庫?

赤ちゃん連れのママ達に使ってもらい感想をもらいました。100222_12160002

「スペースは広くていいけど、今の季節は寒いからここでオムツ替えはどうかな…wobbly

「天井のLED照明は眩しい。授乳のとき赤ちゃんは上を向くのでbearing

「場所がわかりにくい。市役所内のトイレに案内板があると親切happy01

なるほど、使う人ならではの感想です。早速子ども青少年局に伝えておきました。私が子育てしていた時代に比べると、設備も整い、子育て世代に寛容になってきているけれど、やっぱり子供を連れての外出はとても大変!

お母さんお父さんの意見をちゃんと聞きながら、「子育てしやすい横浜」と感じてもらえるよう、まずはできることから始めなければheart04

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2010年2月 2日 (火)

日々の健康は食事から

食事は健康にとっては必要不可欠。それは子供も成人もお年寄りも同じです。

高齢者のアンケート調査でも、栄養バランスのとれた食事を望む人がとても多いのですが、一人暮らしや高齢者世帯、それにこのところ特に増えている介護が必要な親と息子の世帯にとって、毎日の食事を作ることは大変。そこで頼りになるのが、配食サービスです。

100129_14150001_2 先日横浜市港北区の配食のサービス事業者である「W.Coほっと」に見学にお邪魔しました。毎日6人で9時から160~170食をつくり、4台の車で、食事を届けています。家族の食事を作るのにも四苦八苦している私はただ尊敬するばかり…。

ただ、毎日同じ食事をつくり届けるだけと思ったら大間違い!一人ひとりの身体状況を把握し、必要な対応を考え、届ける時間も考慮しなければなりません。

100129_14360002 毎日半分以上の人が特別食をということですが、たとえば、きざみ食、おかゆ、魚の骨をとる、薬やアレルギーのために揚げ物は×、青魚×、甲殻類×などなど、多岐にわたっています。豚アレルギーや鳥アレルギーの人は、だしも別につくり、別鍋で調理するなどたいへん手間がかかります。

(↑きざみ食。コンニャクも野菜も魚も細かく刻んであります。ただ刻むのではなく、彩りも考えてますね)

みかんの皮をむき、ばらばらにしてあったのは、手の力が弱くて皮がむけないためとか…。なるほど、高齢になればいろいろ支障があるわけか…。

横浜市からの委託事業対象の高齢者へ届ける時は、同時に安否確認も行わなければなりません。配達に同乗して何人かの方ともお会いしましたが、みな温かくおいしいご飯には感謝しているようです。

しかし、耳が聞こえないため、玄関になかなか出てこなかったり、家の中で倒れていたり、中には行ったらすでに亡くなっていたケースにも遭遇することもあるとか…。100129_15120001_3

福祉サービスといっても、決まったサービスを行うだけでなく、それぞれの状況に対応しな ければならない奥の深い仕事です。同行した一軒の家は、ゴミ屋敷と呼ばれ、玄関先に ゴミや段ボールが高く積まれていて、あらゆるものが置いてある。以前、玄関を開けたらネズミやゴキブリやハエが出てきた!ということもあり、外に置くことにしたそうですが、外と言ってもごみの山の中の段ボール…いやはや大変です。

高齢者の施策として、介護予防のための筋力トレーニングや口腔ケアなどの講座もやっていますが、まずは食事を一食でもきちんととることで、生活が保たれ心身の安定につながります。

高齢になっても障害を持っても、いやいや誰でも地域で元気に暮らすためには、食事は重要!と改めて感じた一日でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2010年1月18日 (月)

成人を心から祝う!

昨日、横浜市心身障害児者をまもる会連盟主催の、障害を持つ子供たちの「成人を祝う集い」に参加し、健康福祉局担当常任委員会の副委員長として祝辞を述べました。

この会に出るのは初めてですが、横浜の子供たち163人とその家族が、ラポールシアターを一杯にして、その明るい晴れやかな笑顔からは喜びが伝わってきました。

普通の成人式は、子供たちの同窓会のイベントのような位置づけで、親は衣装を揃えるのにお金h出すけれど、当日は関係なし…。ところが、この会は、保護者の思い…これまで本当にたくさんの苦労があったけれど、大きくなってくれた純粋な喜びのようなものが伝わってきました。

男の子はスーツでばっちり決め、女の子は華やかな晴れ着に身を包み、とても明るい会でした。林市長も出席されていて、私は隣に座らせてもらいましたが、「私の時は会社で制服を着て成人式をやったんですよ」とのこと。

私はというと、その当時は生まれ年で成人式をやっていたので、早生まれの私は一つ下の学年と一緒。それに横須賀に引っ越していたので中高の同級生もいないし、家でゴロゴロしていた…。

振袖を作らなかったし、お金もかからなかったので、代わりにちゃっかりスキー板を買ってもらいました。

成人し大人の仲間入りをしたといっても、障害者は特に就職や自立に向けてはたくさんの困難が待ち受けています。今障害者プランの「あんしん施策」が構築されていますが、形になって動き出すにはまだまだ時間がかかります。何といっても障害者に対する考え方、つまりはノーマライゼーションの社会にしていかなければ、安心した未来は見えてきません。

明るく素直な昨日の若者たちを見ていて、この子たちが普通に受け入れられ、当たり前に生活できるようになればいいなと改めて思いました。

祝・成人式!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2009年12月 2日 (水)

介助犬はご存知ですか?

11月の視察で、愛知県長久手町にある「介助犬総合訓練センター」を訪れました。

091106_11410001  盲導犬はよく知られていますが、肢体不自由者の日常生活をサポートする介助犬は、まだまだ認知度が低く、日本でも49頭しか活躍していません。

肢体不自由者は、それぞれ状況が違いますし、欲しいサポートも違いますから、良質な介助犬候補犬の確保と育成が難しいようです。

「シンシアの丘」というこの訓練センターは、日本初のセンターで、事故で全身麻痺になった方が、介助犬の必要性を訴え、法案の成立そして訓練センター設立までこぎつけました。

デモンストレーションでは、ドアの開閉や電話機をもってくる、靴や靴下を脱がせるなどな091106_11130001 ど、実にお利口!!

訓練して働く犬って可哀そう…と見る人もいますが、犬は飼い主の手伝いをして喜ばれることが大好きな動物なんですね。

動物と信頼関係を築けば、人にとっても犬にとっても幸せな生活が送れるのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2009年5月 5日 (火)

子供の割合は13.4%!世界でも最低水準!

子供の日の5月5日に発表された人口推計によると、日本の15歳未満の子供は総人口の13.4%!  少子化と言われながらも、数字を見ると危機を実感します。

昨日もTVで、35歳の男性が、自分が親にやってもらったことを、自分の子供にやってあげられない…。今の経済状況が改善しない限り二人目は無理…。と語っていました。

このままでいくと、少ない若者で多くの高齢者を支えざるを得ないという状況は回避できません。

オランダのように、正規雇用者と非正規雇用者の賃金格差をなくし、仕事を分け合うワークシェアリングを導入する。そのためには、経済至上主義を根本的に見なおす必要がありますが。

少子化対策、雇用対策、格差問題…どんどん広がるこれらの課題を解決するためには、やはり働き方の見直しをすべきでしょう。080427_14520002

自分たちが高齢者になったら、入る施設もなく、子供も自分の生活に手一杯、年金が少なく介護の費用が払えない…何とも暗い未来…。国は選挙云々ばかり言っていないで、早急にしっかりと考えてほしい!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2009年4月17日 (金)

一年限りの子供手当とは!?

先日、09年度の補正予算15兆円の内容が発表されました。過去最大の補正予算の財源は赤字国債10兆円!このつけは一体どうなるの…?

主な施策の一つ 「子どもと家族応援手当」 は小学校入学前3年間の幼児全員に、ひとり3万6千円を一年に限り支給するというもの。

これっていったい何でしょう?

子育て応援特別手当と同じく、ここに当てはまった人はラッキー!ということ。これはあまりにも不公平!子育て応援ではない!全く意図不明で選挙目当てのばらまきにすぎません。

もっと中長期的に、子育てを応援するには何が必要かを本気で考えなければ。誰もが安心して楽しく子育てできる仕組みを作らなければ。

まずは社会が子育てに対して寛容になり、保育園を作るのも必要だけれど、子供を持っても働きやすい環境づくりが必要でしょう。病児保育、病後児保育も、今すぐ欲しい人もいるけれど、病気の時ぐらい子どもに付き添っていられる社会でありたいものです。090405_12530002

これ以上母親にガンバレというのでなく、父親の育児休暇を会社も社会も認めること、社会全体で子育てをしなければ、少子化は進むだけです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2009年4月 6日 (月)

子育て支援と逆行する「産後支援ヘルパー」縮小

2009年度の予算審議が終わりました。ネット横浜の3人は予算に反対しました。

反対討論の中で、反対の理由として取り上げたひとつが「産後支援ヘルパー事業」の縮小です。

生命誕生というのは神秘的ですが、お産は本当に大変!陣痛の痛さは尋常ではなく、産んだあとも体はなかなか元通りにはならない。それにいきなり現れた赤ちゃんに戸惑うことも…私も産んですぐはとてもブルーな気分になったことを覚えています。

親も介護していたり勤めていたり、遠方で頼れない人も多いはず。そういう人の助けになっていたのが、この「産後支援ヘルパー」です。

2008年度は2215万円の予算が、今年度は9割カットの263万円、非課税:生活保護世帯のみの利用となりました。この突然の大幅縮小に、若い世代から怒りと失望の声が寄せられています。

もともと母子の健康保持という位置づけなので、健康でない人が使っているケースもある、不公平感をなくすというのが縮小の理由のようですが、産後は体もままならず、初めての子育てで不安もあり、ヘルパーさんが入ってくれることで、精神的にも助けられます。なので、横浜市の子育て支援事業として売りにすればいいのです。090408_13170002_2

制度の周知もあまりされてなく、利用した人から紹介されて、次の子ではこの制度を使って頑張ってみようと思っていたお母さんたちもがっかりです。

「少子化が問題だ、子育て支援は重要だ」と言いながら、本当に支援する気があるのか横浜市の姿勢が問われます。単にお金をばらまくことが子育て支援ではないのです!

予算議会でも質問し、緊急要望も出してきましたが、これからも粘りづよく、必要性を訴えていきます。東京はこのような制度は充実しています。横浜は子育てしにくいまちなのか!? 

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2009年1月22日 (木)

子育て応援特別手当とは…

国会では、予算委員会で2兆円の定額給付金について、議論されています。国民の多数が疑問を投げかけているというのに、まだ押し通すというのはかえって支持率をさげるでしょうに。

昨日、参議院の民主党議員の 牧山ひろえさん が事務所に訪れ、意見交換を行いました。 

国政報告によると、この定額給付金について、事務費用だけで800億円!うち200億円は人件費、150億円は給付のための振込手数料だとは驚きです。

800億円の費用は国が出すようですが、はっきり決まっているわけではなく、自治体が知りえた振込口座番号などの個人情報をどのように扱うかなど、決まっていないことがあまりにも多い。(それにコロコロ変わるし) 横浜市でも、国会の動向を見ながらの準備なので、なかなか動けないのが実態です。

ところで、 「子育て応援特別手当」 をご存知ですか?2兆円の影に隠れているけれど、これこそバラマキ!

2001年2月1日時点で、3~5歳の第2子以降にかぎり、一人当たり月3.000円、年3万6千円支払われるというもの。それも1年間に限り!

誕生日が一日でもずれたら支給されない。今、一人っ子はだめ。きわめて限定的なものです。それに月3,000円って、本当に応援する気あるの?

この予算規模は651億円。少子化対策が国の重要課題なら、子育て支援を本気で考えるなら、これからの若い世代も安心して子供が産み育てられる仕組みに使いましょうよ…sad

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2008年11月25日 (火)

学童は子供たちの家

今年も、金沢区の学童の集まりに呼ばれ、みつばち第二学童に行ってきました。

区の選出議員は全員呼ばれるはずですが、今年は、県議2名と市議は私一人。(これまではわたし一人だったことも!)

補助金の出し方とか運営方法は横浜市が決めていることを考えると、なぜ他の市議が来ないのか疑問!保護者からもそんな声がありました。

横浜市は待機児解消のため、保育所をどんどんつくっているにもかかわらず、学童は増えていかない。あくまでも保護者が主体で作るべきというけれど、新しく場所を借り、高い家賃を払うことで、保護者の負担が大きく、ニーズは増えているのに場所は増やせない。

小学校1年生が、バスに乗って、または遠くまで歩いて学童に行くなんて親も心配。子供も不安。規模大きくなり安全性に問題もでてきます。

国は学童の必要性を掲げ、神奈川県議会でも学童の議会連盟をつくったとか。この状況が後押しになるといいのですが…。

30万人もの署名に対して意見も言わずあっさり否決してしまう議会に対し、保護者からはきつーい意見も出ました。会派の損得で動くのか!いったい市民にちゃんと向き合っているのか!と。

まったくそのとおり!会派を超えて、子育てに大事な役割を担っている学童の現状を知り、子供たちのために支援をしていくべきでしょう。

学童は、子供たちにとって、安心して過ごせる家です。ここを落としたら、少子化対策なんてできません!

| | コメント (5) | トラックバック (0)
|

より以前の記事一覧