日々の健康は食事から
食事は健康にとっては必要不可欠。それは子供も成人もお年寄りも同じです。
高齢者のアンケート調査でも、栄養バランスのとれた食事を望む人がとても多いのですが、一人暮らしや高齢者世帯、それにこのところ特に増えている介護が必要な親と息子の世帯にとって、毎日の食事を作ることは大変。そこで頼りになるのが、配食サービスです。
先日横浜市港北区の配食のサービス事業者である「W.Coほっと」に見学にお邪魔しました。毎日6人で9時から160~170食をつくり、4台の車で、食事を届けています。家族の食事を作るのにも四苦八苦している私はただ尊敬するばかり…。
ただ、毎日同じ食事をつくり届けるだけと思ったら大間違い!一人ひとりの身体状況を把握し、必要な対応を考え、届ける時間も考慮しなければなりません。
毎日半分以上の人が特別食をということですが、たとえば、きざみ食、おかゆ、魚の骨をとる、薬やアレルギーのために揚げ物は×、青魚×、甲殻類×などなど、多岐にわたっています。豚アレルギーや鳥アレルギーの人は、だしも別につくり、別鍋で調理するなどたいへん手間がかかります。
(↑きざみ食。コンニャクも野菜も魚も細かく刻んであります。ただ刻むのではなく、彩りも考えてますね)
みかんの皮をむき、ばらばらにしてあったのは、手の力が弱くて皮がむけないためとか…。なるほど、高齢になればいろいろ支障があるわけか…。
横浜市からの委託事業対象の高齢者へ届ける時は、同時に安否確認も行わなければなりません。配達に同乗して何人かの方ともお会いしましたが、みな温かくおいしいご飯には感謝しているようです。
しかし、耳が聞こえないため、玄関になかなか出てこなかったり、家の中で倒れていたり、中には行ったらすでに亡くなっていたケースにも遭遇することもあるとか…。
福祉サービスといっても、決まったサービスを行うだけでなく、それぞれの状況に対応しな ければならない奥の深い仕事です。同行した一軒の家は、ゴミ屋敷と呼ばれ、玄関先に ゴミや段ボールが高く積まれていて、あらゆるものが置いてある。以前、玄関を開けたらネズミやゴキブリやハエが出てきた!ということもあり、外に置くことにしたそうですが、外と言ってもごみの山の中の段ボール…いやはや大変です。
高齢者の施策として、介護予防のための筋力トレーニングや口腔ケアなどの講座もやっていますが、まずは食事を一食でもきちんととることで、生活が保たれ心身の安定につながります。
高齢になっても障害を持っても、いやいや誰でも地域で元気に暮らすためには、食事は重要!と改めて感じた一日でした。
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