コムスンの問題は介護保険の問題!
コムスンの介護保険事業からの撤退が連日報道されています。折口会長がテレビ番組をはしごして、時には涙まで流していますが、そもそも営利目的で介護事業に参入しようなんてとんでもない話です。
報道では、コムスンの企業体質、経営陣のワンマンぶり、事業撤退で30あまりの企業が譲渡してほしいと手をあげた、ということに焦点が当てられています。実際に介護に携わっているヘルパーさんや、介護を受けている人の顔がちっとも見えない。
介護の社会化の必要から、介護保険制度ができ、民間が参入しました。営利を目的とする企業がどこまで利用者に寄り添った介護ができるのか、採算があわなくなったら即撤退するのではないか、といろいろ心配されていましたが、やっぱり今回の事件が起こってしまいました。
昨年の介護保険の改正によって、介護報酬が抑えられ、事業者にとっては苦しい状況となりました。そのためにコムスンのような企業が、さらに利益を追求する方向に加速したのは当然と言えます。しわ寄せはヘルパーの過剰労働、利用者へのサービス低下へといくわけです。
これから確実にやってくる高齢社会。このままの介護保険の制度では、第二のコムスンがでてきて、サービスが突然打ち切られるなど、当事者にとっては死活問題につながりかねません。もう一度高齢者の生活実態を把握し、制度の見直しを行わなければならないのではないでしょうか。
営利を追求していない市民事業やNPOの参入を援助し、地域での支えあいを循環させていく。心の通った介護ができる仕組みを真剣に考えることが必要でしょう。
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