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2007年1月22日 (月)

みんなが行きたくなる学校ってなんだろう~不登校から見る教育フォーラムに参加して~

1月20日、ネット横浜・港南が主催する「不登校から見る教育フォーラム」に参加しました。パネリストは、小学校で不登校を経験し、今は東京大学大学院で社会学を学んでいる 貴戸理恵さん、また、10歳で登校拒否になり、その後フリースクールの東京シューレを経て今はフリーターの 常野雄次郎さん。そして、親の立場から、伊藤ゆり子さんとネットの市会議員の石上さん。

私は今、ネットの議員として教育委員会を担当していますが、以前決算特別委員会で質問をするときに、貴戸さんの書いた「不登校、選んだわけじゃないんだぜ!」という本を参考にしました。

少しでも不登校の子どもの心理に迫りたいと思ったけれど、不登校の捉え方も経験者によっても違うし、簡単に理解なんてできない。結局は不登校という方法で、今の学校のあり方を問うているのだと思います。

横浜市では昨年度の不登校児が全市で 小学校 864人、中学校 2523人 もいます。特に中学生は一校あたり平均15人はいる計算です。娘の中学でも、不登校がとても多い。えっ、あの子も?というくらい、知っている子が不登校になっていくのです。

貴戸さんの本には、「安易に理解や共感はできないし、してほしくない。」と書いてあります。「わかってもらえなくてもいいけど、わからない私をあるがままに認めて欲しい。」   当事者もなかなか当時を分析できない、そのもどかしさが伝わってきますが、とにかく一人ひとりを受け止めることが、まずは必要なのではないでしょうか・・・。

「私は学校なんか行きたくなかった。そして、同じくらいの確かさで、学校に行きたかった。だけど行けなかった。」という箇所に唸りました。不登校児は(親もでしょうが)、学校に行かないことは罪であるという世間の常識の中で、大きな不安感と後ろめたさをもっている。

「我慢してでも行く価値のない学校」「行きたくても行けない学校」って何だろう?「行きたくなる学校」を作るにはどうしたらいいんだろう?

フォーラムでは、現在の教育制度そのものが間違っている、学校をなくせばいい、バウチャー制度にして自由に選択できるようにすればいい、という議論もされました。

もしかしたら、それも選択の一つであるかもしれないけれど、今の日本の社会構造で、また地域の活動の中心として、学校の役割が見直されている中で、その実現は難しい。それより、今の学校、教育制度を「みんなが行きたくなる学校」へ作り変えることが、今の課題ではないかと思います。

とはいえ、今国が進めている教育再生会議は、とてもそこに重点を置いているとは思えない。ギューギューと締め付けながら、ついてこれないやつはこなくていいよ、という姿勢が見えます。

どうすれば子どもたちみんなが、「行きたくなる学校」になるか。大人に突きつけられた大きな課題です。

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