12 医療

2009年6月20日 (土)

発熱外来を原則廃止へ

横浜市では、6月6日に初めて新型インフルエンザ患者が発生して以来、毎日一人二人と増えて、今日14人となりました。

アメリカなどからの帰国者が多いものの、これから少しずつ広がっていくのでしょうか。

先日の健康福祉局の常任委員会でも、これまでの新型インインフル発生の状況などが報告され、横浜市では発熱外来を18ヶ所の増やしたとのこと。

発熱外来の設置は市民の安心につながるとはいえ、先日の報道に、小児科学会から、「子供については発熱外来を廃止すべき」という提言が出されたとありました。

子供はほとんどの病気が熱から始まること、新型との区別はできないことなどの理由だそうです。新聞の投書には、関西の人から、「2歳の子供を近所の医者では診てくれず、結局肺炎になってしまった。医者が新型に躍起になっていることで、重大な子供の疾患を見逃してしまうのでは」 とありました。

委員会でそのことについてどう考えるか質問しましたが、確かに子どもについては発熱外来で見ることがベストなのか検討しているとのことでしたが、18日、国で大流行に備え発熱外来は原則廃止する、との検討をしているという報道がありました。

確かにこれからどんどん患者が増えれば、発熱外来で見ていても追いつかないし、ただでさえ医者不足の中で、特定の医療機関が疲弊するのは見えています。

糖尿病などの疾患を抱えている人も、重症化するともいわれていますし、妊婦さんや子供など、リスクの高い人は、早急な対応を行って、軽症は自宅療養にするなどの体制整備が必要でしょう。

それにしてもこの新型インフルエンザ、いったいこれからどうなるのか…。騒いでもいけないし、甘く見てもいけない。まだまだ先が見えません。

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2009年2月 4日 (水)

産科医減少の今、助産師さんの役割は

産科の減少が進んでいます。妊娠が分かったらすぐにお産の予約をしないと、近隣はもちろん、横浜市内でさえ産むことができない!というかなり大変な状況です。

金沢区では、病院、診療所、助産院合わせて5ヶ所でお産ができますが、隣の栄区はなし、港南区や磯子区は2ヶ所しかないんですね、大変だ…。

我が家の近所に 「山本助産院」 があります。最近は助産師外来や院内助産などで、産科医不足を補う動きも進んできましたが、私の世代ではちょっと縁遠い助産院の現状を聞いてみようと、訪ねてみました。

3年前に建てられた、とても綺麗でセンスのいい助産院には、若い妊産婦さんが何人もいて、雰囲気も明るく、これまでのイメージと違う…。

山本助産師さんのお話では…

ここ5年くらいでお産ができるところが急に減ってきている。以前は自然分娩にこだわる人や勉強している人、お産を肯定的に捉えている人が助産院に来ていたが、最近は他に産むところが見つからず選ぶ人も増えてきたとのこと。

ただ、助産院で受け付けるのは、正常分娩のみ。35歳以上のお産は受け入れません。

市大病院など大病院は、産科救急の受け入れなどリスクの大きいお産を扱うのが大きな役割ですが、正常分娩に追われて救急が受け入れられない状況にあるようです。

そして、多くの妊産婦を受け入れると、産科医が診察に追われ、妊婦の健康管理や生活指導などをする時間は取れない。

神奈川県内では、助産師が毎年80人養成されています。ほとんどが大病院に勤務しているようですが、医師に代わって保健指導や、生活指導ができる助産師の役割は大きいので、その力を生かす体制、仕組みをつくらなければもったいないですね。

山本助産院では、地下にある「ハッピーバーススタジオ」で、出産準備教室、マタニティヨガ、育児サークルなども行い、妊婦さんやお母さんの交流の場にもなっています。

そして、助産師さんのグループが、学校を回って「命の授業」を行い、母体の健康管理、お産そして命の大切さを教えているそうです。少子化対策はそこから始まるんですね。

「安心して産めるお産」 これから始まる予算質問のテーマはこれかな!

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2009年1月20日 (火)

アトピーネット講演会~掻くのは悪いことか~

生活クラブアトピーネットワーク主催で、アトピー性皮膚炎の患者を対象に講演会を実施します。

日 時: 2月8日(日) PM 1:30~4:30

場 所: 神奈川県民ホール 大会議室

講演者: 今山修平 先生 (今山修平クリニック&ラボ所長)

      藤澤重樹 先生 (藤澤皮膚科)

参加費: 2000円(会員はなし)

近年、アトピー性皮膚炎が増加、重症化、難治化していますが、アトピーネットワークでは、現状を社会問題として捉えて、アトピー性皮膚炎の治療法だけでなく、アレルギーを引き起こす様々な原因物質について衣、食、住全般にわたって調査し、学習会、講演会を企画しています。

今回は 「アトピー性皮膚炎患者の皮膚~掻くのは悪いことか、掻くにも理由があるに違いない~」 というテーマで、九州から今山先生が来てくださいます。

我が家の息子もアトピーで苦しんだのですが(今だに苦労してますが)、猛烈に掻く子供に対して、無理やり止めたり、怒ったりしていました。

でも「お母さんにはこの痒さがわからない!」と言われ、もう口を出すのは止めました。状況を少しでも理解して、精神的負担を少しでも減らすことが必要だからです。

どの病院でも相変わらずステロイドによる治療法が主流ですが、一時的によくなっても、どんどん回復力を奪い、依存症になってしまいます。息子は、ある時期からステロイドをを一切やめたところ、以前より明らかに改善しています。

あとは、バランスのよい食事、生活環境の改善、精神的な充実などが必要。アトピーは単に皮膚病ではなく、現代社会が生んだ病気なのです。

興味のある方、悩んでいる方、ぜひお越しください。少しは光が見えてくるかもしれません。 

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2008年8月21日 (木)

新型インフルエンザ対策

委員会で仙台市を訪れ「新型インフルエンザ対策」について視察しました。

仙台市は、医者であり感染症の専門家である岩崎恵美子副市長が、国の対策が示される以前に「仙台方式」と呼ばれる独自の対策を立てています。

副市長は、「恐怖が先行しているが予測されるほど感染力は強くない」「流行を抑えるためには、まず市民生活を止めることが重要である」「そのためには、早い段階での学校・幼稚園等の閉鎖が非常に有効である」と力説していました。

1997年に鳥インフルエンザの人への感染が発生して以来、新型インフルエンザの発生によって大きな被害も予測されています。

国はプレパンデミックワクチンの事前接種を医師など6400人対象に始めていますが、世界で初めてのワクチン接種は、効果もわからず副作用も心配です。

岩崎副市長はワクチンの事前接種は全く無意味!恐怖をあおるだけでなく市民への正確な情報提供や正しい知識の普及、手洗いやうがいの励行、備蓄の意識啓発を進めるべきと強調していました。

このワクチン接種の効果や、どの程度の被害があるかなど、専門家によっても大きく意見は分かれます。深刻にとらえて対策を取るべきなのか、楽観的に対処すべきなのか…。

新型インフルエンザが発生したら、とにかく家から出ないでこもる!とはいえ人の行動も社会機能もそう簡単には止められない。横浜市としてどう対策をすべきか難しい。

インフルエンザ治療薬として、タミフルより効果的な新薬も作られたとか…。人類の知恵を集結して対処しなければ!

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